この「教養としてのゲーム史 (ちくま新書)」は、ぱらぱらと読んでいてなかなか着眼点は面白かったけど、インベーダーゲームあたりから始まって、ときメモやドラクエの初期あたりまでの内容なので(たまに最近のゲームもあるが控えめ)、最近のゲームもフォローする続編を書いて欲しいところですね。全然しっかりと読んでいないので、この感想もなんなんですが(苦笑) 具体的な内容は後半のAmazonレビューの転載を参考のこと。



自分は懐かしいゲームで説明してあると感心したけど20代あたりはどうか?作者の想定する読者層の対象とあっていない感想かも? 序盤あたりは初めて聞くエピソードもあったけど、だいたいはNHKのゲームの歴史で観たことのある内容(電子立国日本)が大半で、PS3やWiiまでは求め無いにしろ、ここ数年のPS2あたりのゲームも無いのでやってくれるといいなぁと残念な印象もあったりして。全体的にパラパラと流し読みして面白いテキストだけに続編に期待。



ところでAmazonのレビューって評価の★の数や、文章そのものは投稿数が少ないとあてになりませんね。ちゃんと読んでいるのか?と因縁つけているのか、ただ叩きたいとちゃうんか?と極端のもありますし。主観的すぎるのがけっこうある。



まぁレビュー数が多くても、ファイナルファンタジーやドラクエみたいなメジャーなのだと、ハード信者&アンチ&揉め事好きの戦争に巻き込まれて、煽り煽られなもうメチャクチャな状態もありますし。買わないでレビュー書ける仕様はAmazonなんとかしろよと思う今日この頃。



今回のレビューは比較的ちゃんとしたものを抜粋。



教養としてのゲーム史 (ちくま新書)
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褒めていて参考になった人が多いレビュー

14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0 ゲーム進化論のこころみ, 2011/8/12



By ソコツ - レビューをすべて見る

(VINEメンバー) (トップ50レビュアー)

レビュー対象商品: 教養としてのゲーム史 (ちくま新書) (新書)



ビデオ(TV)ゲームの技術的・内容的な進化について考察した新鮮味あふれる一冊。『スペースインベーダー』や『パックマン』から『(スーパー)マリオブラザーズ』への展開を、面(空間)の使い方や敵の倒し方の変遷に注目しながら分析し、初期RPGの歴史を『ドラクエ』という画期的なソフトのもつ大衆性や情報編集の巧みさを中心に論じ、また人気のシュミレーション・ゲームの背後にある欲望の文化性や時間操作の特徴を読み解いていくなど、興味津々の記述が満載である。



新書という字数的な制約のなかで個々の作品を割合に丁寧に検討しているため、扱われるソフトはかなり限定的で、あれについてはなんで論じないのかなあ、と思うところは少なくない。だが、「思い出語り」でもウンチクの披露でもないかたちで、タイトルどおり「教養」として学び取れるゲーム史評論の挑戦としてはまず成功しているといってよいだろう。今後、さらに他のジャンル、他のソフト、他の進化の特質について、本書と同様の「教養」的スタンスで論述してくれる本がでれば是非また読みたいと思わせてくれる、好感触の新書本である。




批判的で参考になったのは半分未満のレビュー

14 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。



5つ星のうち 3.0 本当に「ゲーム全体の進化を俯瞰した見取り図」か?, 2011/9/1

By 乙女座A型 - レビューをすべて見る



レビュー対象商品: 教養としてのゲーム史 (ちくま新書) (新書)

出版前から本書の情報を聞き、「こういう本を待っていた!」と大きく期待していました。

実際、気づきや学びもありましたが、結果として失望しました。なぜか?



まず「はじめに」で本書の方針について説明があります。

「落ちゲー」と対戦格闘ゲームが抜けていることを指摘したうえで、“筆者が一冊を費やして見出そうとしているのは、あくまで「ゲームの文脈における発想の進化」の道のりである。”(p.12)

“「ゲーム全体の進化を俯瞰した見取り図」を最優先とする本書では割愛させてもらった。”(p.13)

と宣言しています。

まず本書の方針を明快に提示する著者の姿勢には好感が持てますし、この方針も全面的に支持します。



ところが、ここからが問題です。

第1〜2章のアクションゲーム編、『ポン』→『ブレイクアウト』→『スペースインベーダー』とお約束の展開で、時系列に沿って「ゲームの文脈における発想の進化」が語られていきます。

その終着点、到達点は何だと思いますか?

ファミコン版『スーパーマリオブラザーズ』です。

その後のアクションゲームの「発想の進化」については語られていません。

あれ? と思いつつ、第3章のRPG編へ読み進みます。



ここもTRPGの『D&D』から『ウィザードリィ』『ウルティマ』という王道の流れ、さらに『ZORK』や『ドルアーガの塔』『ハイドライド』にまで言及する丁寧な姿勢に感心しました。

では、RPG編の終着点、到達点は何か?

ファミコン版『ドラゴンクエスト』(初代)です。

これには驚きました。

ATBを発明した『ファイナルファンタジー』シリーズをはじめ、『女神転生』『テイルズオブ』『ポケットモンスター』等のシリーズ、一切言及がありません。



新書一冊、200ページほどで、網羅などできないことは百も承知です。 だからこそ、取捨選択の優先順位が重要ではありませんか。

せめてもう少し、取捨選択の優先順位に対してどうにかならなかったのか…という無念さのような想いが残りました。