ジャンプ掲載分のネタバレ全開なのでご注意を。

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作者の古味先生の当初からの構想通りなのだろう。しかし引き伸ばしを編集から言われたのか、本人ノリノリで書いていたのか分からないが、終盤は打ち切りに近い形とは思えず十分な話数を与えられていたのに、多少の伏線は回収しつつ何かモヤモヤする流れでした。ふたりのどちらを選ぶのか楽がはっきりしたのを伏せていたために読者からの憶測が飛び交った。

楽、千棘、小咲の集団記憶喪失も最終回ネタバレがすでに流れているのも読んでしまったが、どうやら触れられずに終わった。まじかー  さらに掲載終わりの頃合を編集から言われたと思うのに、集るり回に3話使ったり、約束の地にてクロードvs鶫、マリーのパラシュート降下作戦などに費やして、千棘が小野寺としっかりと向かいあうこともなく、話し合うこともなかった。少しの会話してただ抱き合うだけ。楽と千棘がしっかりとやり取りすることが足りぬまま、最終回まで来てしまった。

もっともなぜ楽が千棘を選んだのかもよくわからず「なんとなく」で済まされてしまった。約束の女の子が小野寺小咲で、1巻の冒頭のザクシャインラブをやった相手が小咲で、ペンダントの中も楽と小咲のお互いの手紙だった。そして中学から今まで直前まで両思いだったのに、ふたりを好きになった楽が苦悩していたのに集のアドバイスをきっかけにあっさり心変わりしてしまった。そのアドバイスが虹が空に出た時、茶柱が立った時など最初に伝えたい相手は誰かと思えば出てくるんじゃないの?というシンプルなもの。それって小野寺の方があっているような。 千棘はなにそれ?ってあまり喜ばないイメージがあるんですけど。

昔の約束より今が大事でクリスマスイベントで小野寺を選ぼうと、ペンダントを諦めようとしたのもミスリード狙い。過程がしっかりとしていないので最後まで楽が選んだ相手がわからずネット界もふたりのうちどちらかと揉めたのですが、綺麗な感じには収まらなかった。賛否両論というより不満が多いのが印象だ。千棘ファンも一部は納得して喜んだとしても、なにかしっくりこない方も多いと思う。小野寺さんとくっつく派はより一層不満がでる。

自分の見立ては「ニセコイ」のタイトルと、序盤はとくに多かった小野寺さんからの告白を、神=作者からのバリヤで弾かれ、千棘がメインで登場しているのが多かったので、今回のエンドはそうなると思ってはいた。千棘の優遇措置の流れが納得いかない。千棘はマリー逃亡で追いかけたりしていたにもかかわらず、自分のことになると楽や小野寺から逃げまわっていて、棚からぼた餅ですか。

千棘の楽が好きになる良い所、楽が選んだ理由とかはっきりイベントをこなしてからのカップルにして欲しかった。しかし作者がやったことはマリーの結婚相手から救出する九州編、終盤の羽、小野寺妹、鶫が自然と楽への恋心を諦める話、るり集回など、削っても千棘と楽の結びつけに強化するべきだったのに無駄に費やしたと思う。しかも終盤での約束の女の子がわかる展開は興味深かったが簡単に記憶戻りすぎ。楽を「生真面目で誠実」という集と鶫はおかしい。子どもの頃からクズとは思わないがいかんじゃん。

結局のところ、冒頭の作者の庇護下で千棘とは結ばれることは決定事項で、流れから変えることもせずに、やりたい放題やったのだが読者からはほぼ支持が得られなかったのではなかろうか?アンケートによる掲載順も九州編以降実質ドベで安定していましたし。

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